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メンテナンスブログ 2023.03.17

コンプレッサーのオーバーホール

コンプレッサーは、定期メンテナンスを行って頂いていても8年もしくは運転時間が48000時間の早く到達した方を、目安として更新もしくはオーバーホールの時期となります。

オイル式スクリューコンプレッサーのオーバーホールでは、圧縮機内部の消耗部品を交換する為、圧縮機をバラバラに分解して清掃、部品交換を行い、再度組付けすることになります。

その他メインモーター、ファンモーターのベアリングや、定期メンテナンスでは交換しない部品の交換も行います。

大掛かりな作業になる為、その分費用が掛かりますが、ほぼ新品同様の安心感をお届けするために、完璧で細心の注意を払って作業いたします。

但し高額な費用となってしまう事より、最近では15kwクラスの大きさのコンプレッサーであれば、オーバーホールより新規更新をお勧めすることが多くなってきました。

 

税務状の問題や、会社の資産や、考え方で修繕費が良いのか、より安定で性能が上がる最新式への更新か、補助金や助成金の対象にならないか、様々な論点をしっかりと提供してご選択をしてもらっています。 

 

今回のオーバーホールは75kWのコンプレッサーです。

       

コンプレッサー自体がとても大きくて重量もありますので、全体を引き上げるには、かなりの費用となってしまうため、一番精密な圧縮機を、取り出し弊社に持ち帰り、クリーンルームにて作業をします。モーター等も、コンプレッサーから引き出して弊社に持ち帰っての作業になります。

オーバーホールを行うことで機械的には、摺動部分は、新品とほぼ同じ状態になります。

しかし電装品や、ドライヤー内蔵型のコンプレッサーであればドライヤーはオーバーホールの対象外となります。

そのため更新を選ばれるお客様、オーバーホールを選ばれるお客様と様々です。

 

丸山