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今回は大阪空気製真空ポンプKV-3Sのオーバーホールをしました。

オーバーホールするにあたっての経緯はオイルの状態が悪く劣化してしまったので

弊社に持ち込まれました。

オイル劣化の原因はオイル交換をしていない（メーカーが推奨するオイル交換時間は600時間、日数は７５日程度）のと吸っている空気にスラッジが入っているのが原因だと思われます。

お客様が出来るオイル劣化の阻止予防としてはやはりオイル交換をしてもらうのと

オイルを交換する際にオイルフィルター部分を綺麗にしてもらうとオイル劣化しにく

なると思われます。

オイル劣化しても回し続ければ完全にロックすることは無いと思いますがオイル劣化が焼き付いてしまい掃除するのがかなり大変なのでオイル劣化した際は早急に連絡を頂けるとありがたいです。

人間で言うとオイル劣化は癌に似ており　潤滑のオイルが血液に似ています。

これが機械中に回っている為、どんどん転移していくような感じです。

ですので初期であれば、修理できるのですが、完全に全体に回ってしまうと　修理はできても、新品購入費用を超えてしまうことになり修理不能となります。

わかりやすい兆候として、オイルの腐ったにおいがします。

互換を敏感にして、ん？　いつもと違うにおいがするぞと思ったら、大至急のオイル交換、洗浄等を行ってください。

今回引き上げたものはかなり焼き付いており、分解清掃が必要な、手術の段階まで来てしまいました。

オイル劣化した際は薬剤で洗います。

大体2～3時間程度で洗い終わりますが今回は1つ洗うのに半日以上かかりました。

ローターの方もかなり焼き付いているので気合を込めて洗いたいと思います。